結婚式で失礼にならない電報の基本マナーと送り方を丁寧に解説

手紙

結婚式はフォーマルな場であるため、電報を送る際には相応のマナーを心得ておく必要があります。送り方を誤ると、せっかくの祝福の気持ちが台無しになることも。このページでは、電報を送る上で押さえておきたい基本マナーを紹介します。

電報を送るタイミングと基本的なルール

電報は基本的に、結婚式の前日までに会場に到着するように手配します。遅れると披露宴中に読み上げてもらえない場合があるため、送信時期には注意が必要です。結婚式の日時と会場情報を正確に把握した上で手配を進めましょう。

また、住所入力時の間違いも多く見られるため、送付先の会場名・住所・電話番号を確認し、特に宛先の新郎新婦の氏名はフルネームで記載することが大切です。

差出人の表記と宛名のマナー

電報の差出人は、フルネームで明記するのが基本です。個人であれば名前とあわせて関係性を添え、企業名義であれば部署名や肩書きを含めると丁寧です。一方で、宛名については、新郎新婦両名のフルネームを連名で記すのが望ましい形式です。

また、宛名が片方のみだと相手側の配慮が欠けている印象になるため、両家に対して平等に祝意を示すよう心がけましょう。ご家族宛にする場合でも「〇〇様ご家族」など敬意を含めた表現が必要です。

失礼にならないための注意点

電報の文面では「別れる」「切れる」「戻る」など、縁起の悪い表現を避けることがマナーとされています。これらは「忌み言葉」と呼ばれ、結婚式のような慶事には相応しくありません。

また、「重ね重ね」や「たびたび」といった重ね言葉も避けるべき表現とされており、再婚を想起させるとして嫌われます。こうした言葉に無自覚に触れることのないよう、送信前に文面を丁寧に確認することが求められます。